叡啓大学研究推進事業
令和7年度に研究活動の振興を図るとともに、本学の教育の質の向上及び社会課題の解決につなげることを目的として、叡啓大学研究推進事業を実施しました。研究成果は、研究推進事業期間終了後1年以内に論文などで公表します。
令和7年度採択課題
| 研究代表者 | 上杉 裕子 教授 |
| 研究テーマ | Sylvia PlathとVirginia Woolf研究をさらに深化させるスミス・カレッジでの資料収集:異文化の狭間で揺れるジェンダー、死、再生、変身を追求して |
| 研究成果 | 本研究では、Sylvia Plath を中心とする英米文学研究の深化を目的として、資料収集、研究者との交流、学会発表、ならびに公開講座の実施を行った。 まず、スミス・カレッジ特別コレクションにおいて、Plath に関する未発表資料や注釈付き蔵書を含む一次資料を閲覧し、許可された範囲で数千点に及ぶ資料の撮影を行った。現在、これらの資料は保存・整理を進めており、将来的なアーカイブ化に向けた基盤整備を進行中である。 また、Nelson Library の司書の協力を得て、Plath 研究の第一人者である Karen V. Kukil 氏および Amanda Golden 氏と面談し、研究内容に関する継続的な意見交換を行っている。国際的な研究ネットワークの構築に寄与する貴重な機会となった。 さらに、以下の3件の学会発表を通じて研究成果の発信に努めた。 <学会発表> 「Sylvia PlathとVirginia Woolfの文学における女性 ― 社会制度からの脱却・変容・再生」 日本アメリカ文学会第64回全国大会(松山大学、2025年9月27日) 「再生か逃走か ― Sylvia Plath作品における越境としての心の旅路」 日本比較文化学会中四国支部大会(オンライン、2025年11月15日) 「文学が拓く世界観と対話力:文学教育 × BEVI測定で可視化するグローバル適応力」 グローバル育成教育学会全国大会(戸板女子短期大学、2025年12月14日) <叡啓大学公開講座の開催(2025年11月22日)> 2025年11月22日には、叡啓大学公開講座「英米文学のことば、詩のこころ ― 英語で作品を味わおう ディキンソンとプラスを中心に」を開催した。市民を対象に、英詩の構造理解と朗読体験を通じて文学鑑賞の深化を図るものであった。 参加者は、作品に込められた意味や感情に思いを巡らせながら、互いに印象や気づきを共有し、詩がもつ多層的な奥行きを味わう機会となった。英詩への理解を促進し、文学作品を身体的・感性的に捉える学びの場として有意義な講座となり、地域社会への貢献にもつながった。 |
研究事業期間が終了した研究課題
令和6年度までに研究事業期間が終了した研究課題は次のPDFからご確認いただけます。