共創プログラムとは?
企業と学生が一緒に取り組むと有効な課題を特定し、企業・教員(プロジェクトマネジメント人材)・学生がチームを編成して進めます。
企業にとっては、プロジェクトマネジメントスキルを持つ教員の伴走により、越境体験やプロジェクトベースでのスキルを得られる機会となり、高い評価をいただいています。
一方、学生にとっては、企業と対等な立場で新規事業などの価値創造に関わり、授業だけでは得られない実践的な経験を積むことができる学びの場となっています。
プロジェクトについて
| クライアント | 株式会社シンギ |
| テーマ | 減プラに寄与する新しい容器フィルム蓋デバイスの活用支援 |
| プロジェクト概要 | 多様な容器をフィルムで密封し、プラスチックフタの削減と在庫負担の軽減を同時に実現するフィルム蓋デバイス「シュリンテックエコ」。普及拡大を目指し、ユーザー視点や費用対効果も含めた販売手法を検討し、環境負荷軽減を目指すプロジェクトです。 |
行動力✕発想力で、新規事業の課題解決に
<クライアントのコメント>
弊社では新規事業として、環境配慮型容器「シュリンテックエコ」の製造機械を開発・テストしています。
「シュリンテックエコ」とは、紙・プラ・金属と容器を選ばずにフィルムでフタをすることができる機器で、一般的なプラスチックのフタと比べて省スペースで、プラスチックの重量も約1/5と、環境に配慮しています。今回このプロジェクトに参加した目的は、どうしても事業者目線になってしまう販売戦略について、違った目線からの意見や提案を取り入れたいと思ったからです。
本プロジェクトを進める中で、まず学生に対して感心したのは圧倒的な「行動力」でした。アイデア出しをした後、大学内をはじめスーパーマーケットや飲食店など現場へのフィールドワークを積極的に行ってくれ、店舗スタッフから消費者までの意見を丁寧にヒアリングしていました。また、そこで受けた実際の需要や課題をもとに、現実的かつ具体的な提案へとつなげていく行動力も持ち合わせていたと思います。
さらに、アイデア出しにおいても、惣菜などのテイクアウト商品をはじめ、機内食、医療用キットなど多角的な視点を持っていることがわかりました。中でも、被災地での活用案は企業側では思いつかない学生ならではの発想で、貴重な意見をいただけたなと感じました。現在は最終段階として、サラダ専門店へモニタリングを依頼し、テスト導入へ向けての調整を進めています。
今回のプロジェクトで特に実感したのは、学生の課題解決能力が特に発揮されるのは新規事業への課題解決だということ。社内でも行き詰まっていた課題の方向性が定まり、学生の行動力のおかげで新しい風を取り入れながら具体的に進めていけたことが一番の収穫だったと思います。

企画頓挫後も提案力で軌道修正。双方にとって新視点を生み出す機会に。
申 私は企業との協働経験を積むことに加え、この協働テーマを通して環境問題へのアプローチができると思ったのが参加理由の一つでした。
隼田 私は留学していた韓国で、デリバリー文化と減プラの取り組みを身近に感じていました。その経験を活かしながら、社会の動きを知る機会になればと思い、参加しました。ただ、最初は発言するのが難しかったです。
山崎 そうですよね。グループ内で2年生は隼田さんだけでしたし、発言しにくい場面もあったかもしれません。でも、少人数にチーム分けをして進めていったこともあり、積極的に話してくれるようになりましたよね。
吉田 私も最初は手探りでしたが、定例ミーティングに向けて毎回何かしらの成果を出すことを意識していました。手応えのあったアサイーボウルのアイデアが頓挫してしまいましたが、サラダボウルの提案に切り替えたことで、企業の方から良い反応をいただけて自信になりました。
隼田 企業の方々は堅いイメージがあったのですが、会社見学やミーティングでお会いしたシンギの方々は楽しんで仕事をされており、私たちのアイデアに対しても前向きなフィードバックをくださったのが印象的です。
吉田 その反面、クライアントの期待と私たちが提供できるもののギャップを埋めるのは難しかったですが、何度もフィードバックをもらうことで、求められているものが明確になっていきました。
隼田 プロジェクトを通して学んだことは、自分の会社に関わる知識だけでなく、社会を取り巻くあらゆる事柄や問題点について知識や意見を持つべきだということです。
申 シンギの方々を見て「働く=ポジティブ」な印象に変わりました。私も社会人になったら志を持って「志事」をしていきたいと思いましたよね。
山崎 また、私たちも企業側へ学生ならではの行動力・提案力を発揮できていたかと思います。このプロジェクトがシンギの方々にとって価値のある成果となっていたら嬉しいです。