広島県公立大学法人 叡啓大学

2025.06.10

2025年度 体験・実践プログラム(海外プログラム)報告会を開催しました

体験・実践プログラムは、叡啓大学の特長的な学びの一つであり、学生は各自の興味・関心に応じて、卒業までに国内プログラムと海外プログラムに取り組みます。

海外プログラムでは、海外協力機関などと連携し、インターンシップやボランティア活動・留学などに取り組みます。
体験・実践プログラムは、「事前学修」「実践」「事後学修」の3ステップで進めます。

事前学修として説明会に参加し、自身が成長させたいスキルを明確化します。その後、実践として現場で実習を行い、事後学修として活動報告を行い、体験したプログラム活動の充実と学びの深化を図ります。

4月から開催している事後学修の活動報告会の様子をご紹介します。

報告会の様子

学生たちは、海外でのインターンシップやボランティア活動について、英語で報告しました。

4年生 酒井菜摘さん

実習科目受入先国名実習先
インターンシップオーストラリアLa Luca Cucina
(レストラン・カフェ)

酒井さんは、多文化共生の国であるオーストラリアのレストラン・カフェで、ベジタリアンやビーガン向けのサンドウィッチ、ラップ(柔らかいフラットブレッドで具を巻いた食品)、朝食メニューの作成、食品の在庫管理、店内清掃を行いました。現地でベジタリアンやビーガンの人々と過ごす中で、自身と全く異なる考え方であっても互いを尊重し合えるオーストラリアの文化を実際に感じることができたとのことでした。酒井さんは今回の体験・実践プログラムでの経験から、貧困を解消するためのフードロスの削減、廃棄物の削減などについて検討する機会を得て、日本において自然環境の保護と人々の暮らしの両立に貢献できる活動を模索していきます。

3年生 青木一真さん

実習科目受入先国名実習先
ボランティアフィリピン・イロイロHoly Rosary Academy
(イロイロ市にある私立学校)

青木さんは、フィリピン・イロイロ市にある私立学校「Holy Rosary Academy」にて、現地の学校教育について学び、東南アジア、フィリピンの文化を体験しました。また、ボランティア活動として、式典用のメダル製作、日本語の授業、自身のキャリアについてのプレゼンテーション等を行いました。青木さんが交流を続けることで、現地の生徒たちが異文化交流が好きになったと伝えてくれたそうで、自分の生きがいは人助けであること再認識でき、忘れられない体験になったとのことでした。

3年生 松山千夏さん

実習科目受入先国名実習先
ボランティアイタリアフィレンツェ オリーブ畑

松山さんは3週間に渡り、ホームステイ先にて農作業(オリーブ畑での農作、動物の飼育、ミツバチの巣箱制作等)を行いました。現地での交流の中で、英語でのコミュニケーションでは、完璧に話すことよりも、自信をもって自分の考えを伝えることの方が大切であることを知り、何でも気軽に挑戦する心構えを学びました。また、ホームステイ先の方と生活を共にする中で、人間関係において、対立することは悪いことではなく、お互いが対等な立場で意見を表明できることが大切であることを知り、人生における良いパートナーの在り方についても気づきを得ました。



質疑応答では、報告会に参加した留学生からも多くの質問があり、学生たちは現地で得た経験を共有し合いました。

このように叡啓大学では、海外での体験を通じてコンピテンシーを育成するカリキュラムを用意しています。

体験・実践プログラムの詳細はこちら