広島県公立大学法人 叡啓大学

2026.09.16

1年米森さんが鹿児島桜島の実践型インターンシップ「DIVE2026」に参加しました

ブランドアンバサダーとして活動する1年生の米森千華さんが、鹿児島銀行と株式会社musuhiが主催する実践型インターンシップ「DIVE2026」に参加しました。

本プログラムは、8月21日から8月24日の間、鹿児島県のシンボルでもある桜島を舞台に、地域資源と企業の強みを掛け合わせながら、地域課題の解決につながる新たなアイデアを創出する課題解決型インターンシップです。学生たちは現地でのフィールドワークや住民との交流を通して地域への理解を深め、最終日には企画提案を発表しました。

故郷・鹿児島を新たな視点で見つめ直す

米森さんが参加を決めたきっかけは、高校時代の先輩がSNSで募集情報を発信していたことでした。

鹿児島出身である米森さんは、故郷が抱える課題や現状について以前から関心を持っていました。また、広島で大学生活を送る中で培った新たな視点を生かし、地域課題を異なる角度から見つめることができるのではないかと考えたことも応募の後押しになったそうです。

「鹿児島の地域課題や桜島についてもっと知りたいという思いがありました。また、広島で生活している今だからこそ見える視点もあるのではないかと思い、挑戦してみました。」

フィールドワークから見えてきた桜島の魅力と可能性

プログラムでは、桜島の地域資源を学ぶため、現地でのフィールドワークを実施しました。

参加者は、廃校や空き家、古民家の利活用に取り組む団体への訪問や、桜島の特産品、地理、歴史について専門家から話を聞く機会を通して、地域ならではの特徴や課題について理解を深めました。

その後、参加学生は鹿児島県内企業3社と連携した計8グループに分かれ、企業が持つ資源と桜島の資源を組み合わせながら、「桜島に住む人や訪れる人が豊かになる企画」の立案に取り組みました。

米森さんは、実際に現地へ足を運んだからこそ、事前の調査だけでは気付くことのできない地域の現状や、地域を支える人々の思いに触れることができたと振り返ります。

廃校を活用した「子どもたちの居場所づくり」を提案

米森さんのグループは、建設業界向けのDXサービスを展開する「現場サポート」と協働しました。

グループでは、企業が持つシステムやノウハウと、桜島に存在する廃校という地域資源を掛け合わせることで、「桜島を訪れる子どもたちが心を解放できる居場所づくり」をテーマとした企画を提案しました。

企画立案の過程では、対象者や事業規模を見直しながら、実現可能性を高めるための議論を重ねました。

「当初は大人向けの学びの場を考えていましたが、方向性が定まらず苦戦しました。その後、子どもたちが楽しめる場所をテーマに変更しましたが、今度は規模が大きくなりすぎてしまいました。理想と現実のバランスを考えながら企画を形にしていくことの難しさを実感しました。」

一方で、チーム内では「どんな意見でも遠慮せず発言しよう」という共通認識があり、限られた時間の中でも活発な議論を重ねながら企画を磨き上げていったそうです。

叡啓大学で培った「多角的な視点」が強みに

今回のインターンシップでは、叡啓大学での学びが生かされた場面もありました。

米森さんは、Intensive English Program(英語集中プログラム)の授業でプレゼンテーションを繰り返し行ってきた経験から、多くの参加者の前で発表することへの抵抗感が少なくなっていたと感じています。

また、自身の強みとして「多角的な視点」を挙げます。

「解決策の実現可能性や現実性について意見を出したり、ほかの人とは異なる視点からアイデアを提案したりすることができました。グループメンバーや企業の方からも、その点を評価していただけたことが印象に残っています。」

自分らしさに気づいた4日間

米森さんにとって大きな収穫は、自分自身の新たな可能性に気付けたことでした。

「周囲の人から『もっと発言してほしい』『自分たちにはない視点を持っている』と言われたことで、自分の考えに自信を持てるようになりました。また、自分の意見に対して『なぜそう考えるのか』を深く掘り下げるようにもなりました。」

多様な価値観を持つ人々との協働を通じて、自分の強みや課題を客観的に見つめ直す貴重な機会となったようです。

次の挑戦へ

米森さんは今回の経験を踏まえ、今後も積極的に学外活動へ挑戦したいと考えています。

「まだ将来の目標は定まっていませんが、自分のやりたいことを見つけるために、これからもインターンシップや課外活動に積極的に参加していきたいと思います。」

地域課題の解決に向けた実践的な学びを通して、自ら考え、行動し、新たな価値を創造する力を養った米森さん。今回の経験は、今後の大学生活や将来のキャリアを考える上で、大きな糧となったようです。