2026年8月1日、安芸高田市甲田町で開催された地域教育イベント「第2回 小水力発電ワークショップ」(主催:フリースクールYOLO)に、2年生の HA MINH NHATさんが運営スタッフとして参加しました。イベントでは、小学生から高校生までの参加者が3Dプリンターで製作された小型水力発電機の組み立てや清流での発電実験に挑戦し、再生可能エネルギーについて体験的に学びました。HAさんは事前準備から当日の運営支援まで幅広く携わり、子どもたちの学びを支える重要な役割を果たしました。

「子どもたちの笑顔が、学びの力を教えてくれた」
HAさんが今回の活動に参加したきっかけは、土本 康生教授が学内で案内した「広島CSVラボ」の説明会でした。説明会への参加を機に、再生可能エネルギーや気候変動に関する現地視察やワークショップへ積極的に参加するようになり、地域の方々や専門家との交流を通じて環境問題への理解を深めてきました。そうした経験から、今回は自らサポートスタッフとして参加を希望したといいます。
イベント開催前には、現地下見や機材の動作確認に加え、資材の準備や運搬、広報物の作成、写真・動画の記録など、多岐にわたる準備を担当しました。本番当日は、小型水力発電機の組み立て支援や安全管理を行いながら、子どもたちとともに地域の自然体験活動にも参加しました。
特に印象に残ったのは、子どもたちが自ら組み立てた発電機で電球を灯した瞬間だったそうです。
「手作りの発電機で電球がパッと灯った瞬間の歓声や、地域体験活動を通して見せてくれた子どもたちの輝く笑顔がとても印象的でした。」
HAさんは、再生可能エネルギーを単なる知識として学ぶのではなく、実際に体験することで理解が深まることを実感したと語っています。

叡啓大学での学びを地域の現場へ
今回の活動では、叡啓大学での学びも大いに生かされました。
HAさんは、早田 吉伸教授の地域活性論の講義を通じて地域活性化について学んでおり、授業で得た知識を実際の地域活動に結び付けながら考えることができたと振り返ります。また、『MIT Technology Review[日本版]特別編集 ポスト都市時代の社会デザイン 社会実装都市ひろしま』を読んで、『ゲームチェンジャー』として社会に変革をもたらす視点を学んだことも、今回の活動への姿勢につながったといいます。
さらに、現場では子どもたちだけでなく、地域住民や専門家との対話を重ねる中で、コミュニケーション力や協働力、状況判断力を磨くことができたと語っています。特に留学生として地域活動に参加する中で、日本語による実践的なコミュニケーション能力の向上も実感したそうです。
「地域とともに持続可能な社会を創る人材へ」
今回の経験を通じて、HAさんは地域社会と連携しながら持続可能な社会づくりに貢献したいという思いをさらに強くしました。
「今後も叡啓大学での学びに加え、積極的に地域実践活動へ参加し続けたいです。将来は地域課題の解決やサステナブルな社会デザインに貢献できる『ゲームチェンジャー』を目指したいと考えています。」
地域の課題解決に向けて実践の場に飛び込み、多様な人々と協働しながら学び続けるHAさん。その挑戦は、叡啓大学が目指す実践的な学びの姿を体現しています。
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