2026年7月28日、安富淳教授、瀬古素子准教授が担当するリベラルアーツ科目「国際協力・安全保障概論」の講義の一環で、毎年恒例となる「模擬国連」を実施しました。7月29日には、英語授業においても模擬国連を実施しました。
今年のテーマは「世界の飢餓人口を少なくとも1億人以下にまで減らす」です。学生は常任理事国であるアメリカや中国を含む12か国と、ICRCなどの3つの国際機関の代表に分かれ、それぞれの立場や利害を踏まえながら議論を行いました。

会議では、食糧不安や飢饉の背景にある要因について多角的に検討し、紛争や気候変動などが深刻化させている世界の飢餓問題に対し、国際社会がどのように連携して解決に取り組むべきかを話し合いました。各国・各機関は自らの利益や政策を踏まえながら意見を表明し、国際社会における合意形成の難しさを体験しました。

学生たちは担当する国の大使や国際機関の担当者になりきって、会議中だけでなく休憩時間にも他国との根回しや個別協議を積極的に行いました。支持を得るための交渉や意見交換、共同提案に向けた調整などが随所で行われ、教室は実際の国際会議さながらの緊張感と活気に包まれました。

各国・各機関の立場を踏まえた交渉や政策提案を通じて、学生たちは国際社会では単に理想を掲げるだけではなく、それぞれの利害や優先事項を調整しながら合意形成を図ることの重要性を学びました。模擬国連での実践的な経験は、国際協力や安全保障への理解を深めるとともに、外交交渉や政策立案を主体的に考える貴重な学びの機会となりました。
このように本学では、リベラルアーツ教育で現代社会におけるさまざまな課題の理解に必要な知識やアプローチ方法を学び、グローバル社会の中で活躍できる「グローバル・コラボレーション力」、「先見性」、「戦略性」、「実行力」、「自己研鑽力」のコンピテンシーを育成します。