広島県公立大学法人 叡啓大学

大学案内

卒業生

飯田夏さん 

株式会社アシスト 2026年3月卒業

2026年3月更新

出会いと対話が広げた4年間

視野を広げ、多様な学びを組み合わせて自分の可能性を広げたい 

叡啓大学に入学する前は、長年続けてきた水泳と英語を組み合わせ、海外の人に水泳を教えたり、水泳留学の機会をつくったりするなど、自分の得意を生かした挑戦をしてみたいと考えていました。 

一方で、特定の専門分野に早い段階で絞り込むのではなく、さまざまな分野に触れながら視野を広げ、複数の領域を掛け合わせて新しい価値を生み出せる人になりたいという思いも強く持っていました。 

そのため、一つの専門に特化するよりも、複数の分野を学べる叡啓大学のリベラルアーツ教育に強く惹かれました。海外からの留学生と日常的に学べる環境や、課題解決演習(PBL)体験・実践プログラムにも魅力を感じ、「幅広い学びを実践でつなぐことができる場所だ」と確信しました。 

最終的な後押しになったのは、オープンキャンパスで出会った先輩や教職員の方々です。先輩方が楽しそうに学びについて生き生きと語る姿に触れ、「ここで4年間を過ごしたい」と心から感じ、入学を決めました。 

多様な価値観との出会いが育んだ、他者と協働する姿勢 

大学での学びで特に印象に残っているのは、「多文化共生社会論」の授業です。移民やジェンダーなどの複雑なテーマについて、海外からの留学生と共に議論を重ねました。 

日本で生活してきた学生だけでは決して出てこない視点や価値観に触れ、同じテーマであっても、立場や文化の違いによって見え方が大きく異なることを肌で感じました。単に知識を得るだけでなく、互いの経験や視点を尊重しながら対話を通して考えを深める経験は、自分の思考の幅を大きく広げてくれました。 

この授業を通じて、多様な視点を尊重しながら議論する姿勢、グローバル・コラボレーション力の土台が築かれたと感じています。 

国籍・文化・言語などの多様性を前提に協働することの大切さを学んだ貴重な経験です。まさに、叡啓大学が育成するコンピテンシーの一つである グローバル・コラボレーション力—多様性にもとづくグローバル市民として協働する力—の土台が、ここで築かれたと感じています。 

「好き」と「得意」を掛け合わせ、自ら道を切り拓く 

こうした対話と学びの積み重ねは、次第に「好きや得意を掛け合わせる」という自分の考えを具体的な実践として形にする力へと変わっていきました。 

体験・実践プログラムに参加し、海外渡航では写真英語という自分の強みを活かし、現地の写真館へ自ら連絡を取ってインターンの機会を獲得しました。言葉の壁があっても、写真という共通言語があったことで、言葉だけに頼らずに他者と深く分かり合える可能性を実感することができました。 

さらに、卒業プロジェクトでは、これまでのスイミングコーチとしての経験を活かし、発達障害のある子どもへの水泳指導について探究しました。教室での学びを飛び出し、現場での具体的な行動へと繋げる確かな実行力が、この4年間で大きく育ったと感じています 。 

表面的なニーズの奥にある「本質」を見極めたい 

卒業後は、IT商社を新たな舞台とし、ITというツールを活用しながら、お客様の課題解決に貢献していきたいと考えています。 

大学で培った広い視点や課題解決のプロセスを活かし、お客様の表面的なニーズに応えるだけでなく、「本質的な課題は何か」を丁寧に考え続けたいと思っています。単に商品を提供するのではなく、お客様との対話を通じて最適な選択肢を共に模索し、社会に価値をもたらす提案ができる存在をめざします。 

卒業プロジェクト公開プレゼンテーションでのポスター発表の様子

受験生・後輩へのメッセージ 

叡啓大学では、数多くのイベントやプロジェクトが日々生まれています。強い目的意識がなくても、「少し気になる」「やってみたいかもしれない」という小さな興味があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。 

飛び込んでみること、そして時には誰かに巻き込まれることによって、自分一人では想像もしなかった経験に出会えるはずです。その中で、自分の好きなことや得意なことが少しずつ見えてきます。それが見つかったら、今度はあなたが誰かを巻き込む側になってみてください。自分が心からワクワクできることに本気で向き合う経験は、きっと将来の自分を支えてくれる財産になります。 

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