広島県公立大学法人 叡啓大学

2025.07.07

【開催報告】6月27日(金)叡啓プロジェクトフレームワーク体験ワークショップ in Project Workspace 

2025年6月27日(金)、叡啓大学1階のプロジェクトワークスペース(PWS)にて、「叡啓プロジェクトフレームワーク体験ワークショップ」を開催しました。本イベントは、本学の課題解決演習で活用されている「プロジェクトの進め方の型(Project Framework)」を、企業・自治体の皆様に実際に体験いただくことを目的としたワークショップです。 

当日は、学外から8名の方が参加し、学生と同じように「問いを立て、構造化し、関係者にインタビューを行う」までのプロセスを、対話を通じて実践しました。 

叡啓プロジェクトフレームワークとは? 

叡啓大学では、学生たちが実社会の問題に取り組む際に活用できる独自のフレームワーク「叡啓プロジェクトフレームワーク」を整備し、課題解決演習(PBL)において学んでいます。 

この「叡啓プロジェクトフレームワーク」は、プロジェクトの初期段階で「なぜそれに取り組むのか」「誰のために、何を、どうしたいのか」といった構造を丁寧に整理し、価値創出に向けた足場を築くための思考・対話の枠組みです。

EikeiProjectFramework

ワークショップの流れ 

まず始めにファシリテーターの定金教授より、叡啓大学での課題解決演習(PBL)の取り組みや、プロジェクトフレームワークの全体像について説明しました。 

4名のグループに分かれ、このフレームワークの一部(前半フェーズ)を抜粋し、参加者の皆様にその考え方と使い方を体験いただきました。 

・「誰のどんな困りごとに向き合うのか」を定める 

・困りごとの構造や背景要因を整理する 

・何を明らかにするために、どのような聞き取りを行うべきかインタビューを設計する 

参加者同士の対話を通じて、それぞれの視点や着眼点が交わり、構造化されていく過程そのものが「学び」につながることを実感する時間となりました。 

参加者の声(一部抜粋) 

「ワークを通じて学んだインタビューの手法は普段の仕事にも活かせそう」 

「短時間で思考を回転させることが難しかったが、とても重要だと実感した」 

「学生の時点でこのやり方を知ることができる叡啓生がうらやましい」 

「感覚でやっていたことを言語化することができてよかった」 

「問いに戻って考えることの大切さを改めて実感した」 

実際に手と頭を動かし、対話しながら体験することで、プロジェクトの原点に立ち返る場となりました。 

今後の予定 

叡啓大学では、産学官連携をさらに進めていくことを目的に、今後も様々なイベントを開催予定です。 

ウェブサイトのカレンダーにイベント開催日程を公開しています。 

プロジェクトワークスペース(PWS)の利用 – 【公式サイト】広島県公立大学法人 叡啓大学 

実践教育プラットフォーム協議会の皆様に向けて、様々なイベント情報を随時ご案内いたしますので、ぜひご参加ください。 

産学官連携/実践教育プラットフォーム協議会 – 【公式サイト】広島県公立大学法人 叡啓大学