広島県公立大学法人 叡啓大学

大学案内

卒業生

梶原百恵さん 

リタワークス株式会社 2026年3月卒業

2026年3月更新

安心して思いを共有できる、かけがえのない出会いと居場所

「平和」を自分の問題として捉える場を作りたい

叡啓大学に入学する前、私には「卒業するまでに、これからの広島を考える平和発信基地を立ち上げたい」という明確な目標がありました。被爆者の高齢化が進む中、平和を過去の歴史として終わらせるのではなく、誰もが「自分の問題」として捉えられる場を作りたいという思いがあったからです。同世代の若者が気軽に参加できるような、新しい発信の仕組みを在学中に自ら企画・実践することをめざしていました。

進学先に叡啓大学を選んだのは、私のこうした目標を実現するための理想的な環境が揃っていたからです。広島という地で平和活動や社会課題に実践的に取り組み続けるには、活動の拠点にしやすい都市部にあること、文理を問わない多角的な視点、そして多様な価値観に触れられる国際色豊かな環境が不可欠でした。さらに、少人数制で深く対話できる新しい大学であることにも強く惹かれ、「ここなら自分の思いを形にできる」と確信して入学を決意しました。

実践的なプロセスと、多様な学びを通じて成果を生み出す経験

大学では、年齢や国籍を問わない学生、教授、社会人の方々との出会いを通じて、社会課題に対する視野が大きく広がりました。様々な方と議論を重ねる中で、自分がこれまでに取り組んできたことや、抱いていた違和感・疑問が繋がることが多くなり、より本質的な課題に気づくことができました。

特に影響を受けたのは、課題解決演習(PBL)体験・実践プログラム、そして卒業プロジェクトです。これらを通じて、「自ら問いを立て、分析し、形にして解決に導く」という一連のプロセスを実践的に学ぶことができました。なかでも課題解決演習(PBL)では、グループの編成やメンバーの特性によって、アプローチや最終的な成果の精度が大きく変わることを実感しました。多様な環境の中で、チームが最大限の力を発揮するためには自分はどう立ち回るべきか、実践の場で試行錯誤を重ねた経験は非常に興味深く、メンバーの主体性を引き出しながらプロジェクトを遂行する実行力を磨く、貴重な学びの機会となりました。

解像度の高いビジョンへの進化と、これからの歩み

こうした実践的な学びを通じて、私の志は単なる「企画者」で終わることなく、「一人ひとりの声がしっかりと社会に届き、実際に世の中を変えていける仕組みを築く」という、より解像度の高いビジョンへと進化しました。

卒業後は仕事を通じて、誰も取りこぼされることのない社会の実現に貢献したいと考えています。そのためにも、個人と社会課題の間に横たわる「関わりにくさ」や「当事者意識の持ちづらさ」といった見えないハードルを丁寧にほぐしていくアプローチを実践していきます。一人ひとりが『なぜその課題と向き合い、解決すべきなのか』について自分なりの意見や考えを持ち、それを構えることなく自然に示せるような土壌を作ることが、根本的な社会課題の解決に繋がると信じています。

受験生・後輩へのメッセージ 

大学生活では、立場や年齢を問わず、多様な人と出会い、何度も交流を重ねてみてください。ここでいう交流とは、単なる会話ではなく、お互いの考えや価値観を深く知る「対話」のことです。そして、多様な価値観に触れるとともに、「自分は何を感じ、どう考えたのか」をきちんと言葉にし、記録に残してみてください。私自身の経験からは、それがとても大切だと実感しています。

私にとって叡啓大学は、自分の思いを安心して共有できる、かけがえのない出会いと居場所を与えてくれた場所です。

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