大学案内
卒業生
川原壮太さん
常石商事株式会社 2026年3月卒業
2026年3月更新
人・本・旅から自分の生き方を考えた大学生活
「夢がない」「道がない」をチャンスと捉える進路選択
高校時代は、自らバレーボール部を創部し、卒業まで熱中していました。特定の職業に就きたいという明確な夢はなく、その時々で関心を持ったことに熱をいれるタイプだった私は、高校卒業後もバレーボールを続けたい気持ちがありました。しかし、周りは将来を見据えた進路選択をしていて、「自分も何者かにならなければならない」と焦っていました。
同時に、「良い大学に入り、良い会社に就職し、お金を稼ぐことが本当の幸せなのか」「なぜ生きるのか」「本当の豊かさや自分のやりたいこととは何か」といった違和感も抱いていました。
そんな漠然とした不安の中で始めた大学選び。叡啓大学は、学部が細かく分かれておらず、明確な目標がなくても、幅広く学ぶことができそうだと感じました。地元の公立大学で学費が比較的安いことも、進学先を考えるうえで現実的な理由の一つでした。また、担任の先生から叡啓大学を勧めてもらったことも、進学を後押しするきっかけになりました。
当時は新設大学だったこともあり、カリキュラムの細かなイメージがつかみにくく、不安もありました。
それでも、誰かに決められた道を歩むのではなく、自分の力で未知の学びに飛び込んでみることこそ、おもしろいのではないか。
そんな気持ちで叡啓大学を選びました。「人生は後から意味づけられるものだ」と考え、挑戦する決断をしました。


社会全体が学びのフィールド。多様な価値観に触れる大学生活
大学での学びで特に印象に残っているのが、「体験・実践プログラム」でのインターンシップです。現場で働くことはもちろん、インターン先のみなさんから本の読み方を教わったり、多くの問いを投げかけてもらったりしました。その中で、働き方や生き方の選択肢が一つではないことや、思考することそのものが、仕事や社会とつながる手段になると実感することができました。
課題解決演習(PBL)の授業やプロジェクトの取り組みでは、答えを急がず問いを立て続ける姿勢が身につきました。さらに、留学生や地域企業の方といった多様な価値観に触れる中で、自分の考えや違和感を言葉にする力が育ったと感じています。
また、授業外での自主的な活動やプロジェクトを継続したことで、多くの出会いや失敗、葛藤を経験し、自分自身を深く知ることができました。失敗を重ねられた「猶予のある時間」は、大学生活ならではの貴重な時間で、とても価値のある経験でした。
学び、考え続ける自己研鑽力こそが、人生を豊かにする
叡啓大学での経験を通じて、私は「何をしたいか」だけではなく、「どのように考え、どう生きていくのか」という姿勢こそが大切だと感じるようになりました。
好奇心を持って学び続け、その都度の経験を振り返りながら別の場面へ応用し、広げていく——こうした自己研鑽の積み重ねが、自分の世界を豊かにしてくれます。
一生学び続ける姿勢があれば、やりたいことや興味の幅は自然と広がり、その過程を楽しめるようになります。社会に出てからも、「自分の力で考え続ける」という軸を持てるようになったのは、叡啓大学で培った自己研鑽力のおかげだと感じています。
今後は、自分の喜びや関心を起点に、広島県や地元(福山市)に何らかの形でインパクトを与えていきたいと考えています。これまでのプロジェクトやアルバイトを通じて、人と人がつながることで新しい出来事が生まれる面白さを実感してきました。だからこそ、地域の中に入り込み、関わりを広げながら価値を生み出すことにも挑戦していきたいです。地元を基盤にしながら、東京や海外にも足を延ばせる環境で、事業開発や課題解決に関わり続けます。人口減少が進む中で、働き方や関わり方を見直し、楽しみながら社会に関わっていきたいです。



受験生・後輩へのメッセージ
私にとって叡啓大学で得られた一番の学びは、「問いを持ち続けること」の大切さです。日々の学びや経験を通して、自分はどのように生きていきたいのかを深く考える時間を過ごすことができました。
人・本・旅が、私にとってのリベラルアーツでした。友だちと過ごすことだけが大学生活ではありません。あえて孤独の中に身を置き、自分自身と向き合う時間を持ってみてください。その過程で生まれる違和感や問いが、新しい自分に出会うきっかけになります。
よく考え、立ち止まり、問い続けるあなたは、もう立派なフィールドワーカーです。正解を急がず、迷いながら学ぶことを恐れないでください。ようこそ叡啓大学へ。

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