令和5年度叡啓大学研究推進事業に2件の研究が採択されました。
本学では、研究活動の振興を図るとともに、本学の教育の質の向上及び社会課題の解決につなげることを目的として、叡啓大学研究推進事業を実施しています。
令和5年度は次の2件の研究が採択されました。研究成果は、研究推進事業期間終了後1年以内に論文などにして公表します。
研究代表者 |
准教授 安富 淳 Associate Professor YASUTOMI Atsushi |
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研究テーマ |
元反政府ゲリラが参画するコミュニティ・ポリシングは紛争後の社会統合を促進するか Does Community Policing with the participation of former guerilla members promote their social reintegration in post-conflict communities? |
採択額 |
877, 090 円 |
研究概要 |
コロンビアでは、半世紀以上続いた内戦が終結し、2016年の和平合意に基づき和解プロセスが開始されたが、他方で元兵士の社会統合の遅れが課題のひとつである。本研究は、武装解除後のコロンビアの元兵士のコミュニティへの持続可能で安定した社会統合をいかに実現すべきか、との問いのもとに、紛争経験国や新興民主主義国において地域の治安改善効果が実証されているコミュニティ・ポリシングを援用し、元兵士が参画するコミュニティ・ポリシングの実行可能性と、元兵士の社会統合促進につながる諸条件を明らかにする。 After more than fifty years of bloodshed, the civil war ended in Colombia in 2016. The social reintegration of former combatants into civilian communities remains one of the most significant challenges. This research seeks ways to utilise Community Policing with the participation of former combatants as a way to promote their social reintegration and stability in communities in post-conflict Colombia. |
研究代表者 |
教授 下ヶ橋 雅樹 Professor SAGEHASHI Masaki |
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研究テーマ |
黒瀬川における微小サイズも含めたマイクロプラスチック存在量と生活雑排水処理の関係の解明 Elucidation of the relationship between the existing amount of microplastics including smaller ones and the status of domestic non-fecal wastewater treatment in the Kurose River. |
採択額 |
893,291円 |
研究概要 |
本研究では広島県内を流れる黒瀬川を対象とし、河川中マイクロプラスチック(MP)濃度を測定する。測定では自動採水装置を用いた長時間採水を行うとともに、蛍光染色後の蛍光顕微鏡による検鏡、及び画像解析による自動定量法によって従来のプランクトンネットを使用する測定法では計測できない数μmサイズのMPも対象とした高精度な測定を行う。また地理情報システム(GIS)やこれまでに作成してきた黒瀬川流域水文モデルを用いて、統計情報をもとに、黒瀬川流域の生活雑排水処理状況(人口、処理施設種類)と水文の関係を解析することで、黒瀬川流域内での生活雑排水処理形態とMP挙動との関係を明らかとする。 |