叡啓大学産学官連携・研究推進センターは、2025年10月27日(月)、東京都渋谷区のThe Place Shibuyaにて、首都圏企業を対象としたイベント「地域共生から企業成長へ ―叡啓大学共創プロジェクト事例から 産学共創の可能性を探る」を開催しました。
本イベントは、「地方進出=社会貢献」に留まらない、地域と共に成長する新たな企業価値創出のあり方を考えることを目的に実施しました。当日は、産学連携や地方創生をテーマとした講演・事例紹介・ネットワーキングを通じて、多様な視点から議論が交わされました。
基調講演:「パソナの進める地方創生」
株式会社パソナ JOB HUB ソーシャルイノベーション部長の加藤 遼 氏をお招きし、基調講演「パソナの進める地方創生」を実施しました。
加藤氏からは、地域複業・ワーケーション・地方創生テレワークなどを通じた新しい働き方の創造や、地域と都市をつなぐ人的資本経営の実践事例が紹介され、「企業が地域とつながることで生まれる持続的な成長の可能性」について、熱意あるメッセージが伝えられました。
叡啓大学「共創プロジェクト」の紹介
叡啓大学 産学官連携・研究推進センター長の早田 吉伸 教授より、本学の実践教育プログラムである「共創プロジェクト」の概要と、企業・自治体・学生が協働して社会課題に取り組むプロセスが紹介されました。
企業が抱える課題を学生と共に探究し、事業創出へとつなげる独自のフレームワークに、多くの参加者が関心を寄せていました。

事例紹介:大手企業が進める地方創生活動を学ぶ
後半では、首都圏企業による地方創生活動の実践事例として、以下の2社にご登壇いただきました。
株式会社よしもとセールスプロモーション&エリアアクション
エリア営業本部 本部長補佐 藤原 邦洋 氏
→「住みます芸人」など、エンタテインメントを通じた地域活性化の取組を紹介。

三井住友海上火災保険株式会社
地域マーケット部 政策プロジェクト共創チーム 地域共創ユニット長 和住 賢一 氏
→ 防災・脱炭素・地域経済活性化など、産学官金連携による包括的な共創の実践を紹介。

イベント終盤の交流会では、登壇者・参加企業・叡啓大学関係者が垣根を越えて交流を深めました。
参加者からは、
・「地方連携を戦略的に進めるヒントを得られた」
・「大学と企業が協働する仕組みに可能性を感じた」
などの声が寄せられ、今後の連携に向けた新たなネットワークが生まれる場となりました。
今後に向けて
叡啓大学では、本イベントで得られた知見とネットワークを活かし、広島だけでなく、首都圏においても産学官の多様な主体が共に学び・成長する場をさらに拡充していきます。
【お問い合わせ先】
教育企画課
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