2025年3月、3年生 BUSTAMANTE ANTONIO Martin Rogelioさん他1名が、「第17回アジア太平洋次世代キャンプ(Asia Pacific Next Generation Camp)」に参加し、最優秀技術革新賞を受賞しました。
「アジア太平洋次世代キャンプ」とは、アジア太平洋地域における世界18カ国からIT時代の未来を担う研究者や実務家、大学生たちが国境を越えて集い、さまざまな問題について話し合うとともに、将来に向けて協力関係を築くことを目的として開催される国際的な学びの場です。2002年にタイのバンコクで初開催されて以降、これまでアジア太平洋の各地域で16回開催され、日本では京都府、広島県の2カ所で行われました。
この度は、九州工業大学で開催され、17カ国から71名が集まり、10のグループに分かれてプレゼンテーションした結果、トップ3に入賞し、最優秀技術革新賞を受賞しました。
伊藤さんとBUSTAMANTE ANTONIOさんは、メキシコ、インド、ベトナム、ネパール、フィリピン、香港のメンバーとともに「Future Career: So, What Can We Do for Living?」というテーマで解決策を考え、AIを利用して仕事を見つける「MirAI Link」というアプリを提案しました。

学生の声
BUSTAMANTE ANTONIO Martin Rogelioさん
私は科学と技術に興味があり、子供の頃から、新たな発見と賢い応用によってより良い世界を実現する社会、技術に支配されるのではなく、技術によって向上される社会を夢見てきました。アジア太平洋次世代キャンプは、この分野の第一線で活躍する専門家たちと共に、これらの発見と応用について学ぶ絶好の機会でした。何より、同じビジョンを持つ同年代の人々と出会い、友人になることができたことが、最も価値ある経験でした。
私達のチームが提案した「MirAI Link」というアプリは、AIとブロックチェーンの力を組み合わせ、特にAIにより職を失う労働者を含む、幅広い労働者の雇用可能性を向上させ、その未来を保障するプラットフォームです。MirAIは、カスタマイズされたトレーニングからビジネスと労働者のマッチング機能まで、AIの多様な応用を組み合わせ、誰もがAIの時代において関連性を維持できるよう支援するものです。
アジア太平洋次世代キャンプは素晴らしい経験になりました。世界中の素晴らしい友人を作ることができ、異なる業界のリーダーたちとも繋がることができ、グループでの活動は楽しく、最初はいくつかの問題もありましたが、チームとして協力し合い、最優秀技術革新賞を受賞することができました。
次回はもっと多くの人に参加してほしいと思います。素晴らしい友人を作り、素晴らしい経験ができたので、来年もぜひ参加したいと考えています。
3年生の学生
高校の情報の授業でプログラミングの基礎を学び、興味を持っていましたが、大学で土本康生教授による講義を受けてさらに関心を持ったことから、実際にプログラミングに取り組むようになりました。そして、土本教授にインターネット技術およびICTへの理解を深めることができるアジア太平洋次世代キャンプが日本で開催されることを教えていただきました。 テクノロジー分野の専門家や、強い意欲を持って学んでいる海外のフェローのみなさんと交流することで、自分の知識を深めたいと思い、参加を決意しました。
4日間のアジア太平洋次世代キャンプは、私にとってかけがえのない経験となりました。
初対面のインターナショナルなメンバーによるチームで、与えられた課題に取り組み、成果を競うのですが、チームのみなさんとアイデアを出し合い、助け合いながら、多くのことを学ぶことができました。密度の濃い4日間の成果として、私たちのチームの発表したプログラムは、最優秀技術革新賞をいただくことができました。
このキャンプでは、インターネット分野に関する知識を深めるだけでなく、4日間のチームアクティビティを通じて、国際交流の重要性についてより深く考え、学ぶ機会となりました。
