特別講演会「国際人道法の実践」を開催しました
2月7日(火曜日)「Communicative English(上杉裕子教授担当)」のクラスで特別講演を行いました。
講師は広島在住で広島大学平和センター所属のクラースニー ヤロスラフ博士(Jaroslav Krasny (Jarek))です。ヤロスラフ先生は、昨年広島大学大学院で国際人道法の分野で博士号を取得されました。また同時にジュネーブ大学でも修士号を取得し、世界中の国際機関や学会で研究発表をされています。6か国語を話すことができ、まさに世界で活躍するグローバル人材のお手本となる方です。
このクラスではCLIL(Content and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習)を用いて、SDGsを英語で学ぶことを目的としています。教科書から学ぶだけでなく、むしろ実践的に英語を使う機会を増やすこと、そしてオーセンティックな題材に触れることを心がけています。
今回はヤロスラフ先生からSDGsの目標「⑯平和と公正をすべての人に」について、「国際人道法の実践」と題して、ご自身のエピソードを盛り込んで英語でお話しいただきました。



ヤロスラフ先生の講演で特に印象的だったのは「兵器が人を殺すのではなく、人や人の心が人を殺す」「積極的に行動しなくては何も得ることはできない」「平和のためには教育こそが最も大切」という言葉です。
ヤロスラフ先生は、ご自身の体験から国際人道法についてのたくさんの情報を写真を使いながら分かりやすく解説してくださいました。学生たちはメモを取ったり、うなずいたりしながら、熱心に先生の話を聞き、最後に熱意のこもった質問をしていました。
国際社会で活動する先生から、実際の体験を聞く今回の貴重な機会は、学生のSDGsに関する興味を高め、理解を深めたに違いありません。