叡啓大学では学生のコンピテンシー育成及びキャリア形成支援の一環として、「イブニングラウンジ」を開催しています。
7月のイブニングラウンジでは、世界で最も影響力のあるデザイナーの一人で、G7広島サミットで使用され、あらためて世界的に脚光を浴びた「HIROSHIMA Armchair」のデザイナーである本学客員教授の 深澤直人様 をお招きし、講演いただきます。
叡啓大学は地域に開かれた大学として、イブニングラウンジの参加者を学生と教職員に限定せず、どなたでもご参加いただけるよう開放いたします。ぜひご参加ください。
DESIGN SCIENCE
日時 |
2023年7月7日(金曜日)17:10~18:50 |
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場所 |
対面またはオンライン 対面:叡啓大学 15階(広島市中区幟町1-5) オンライン:Zoom |
対象 |
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講演タイトル |
DESIGN SCIENCE |
講師 |
デザイナー 深澤 直人 様 【本学客員教授】 |
講演概要 |
デザインというと何か抽象的でマジカルでわからないこととして、恥ずかしがり、遠ざけようとする。一方で、科学は信頼できるものとして受け取られる傾向は強い。 |
- DESIGN SCIENCE
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1956年生まれ。1980年、多摩美術大学プロダクトデザイン学科卒業。同年セイコーエプソン入社。先行開発のデザインを担当。1989年渡米し、ID Two (現 IDEO サンフランシスコ)入社。シリコンバレーの産業を中心としたデザインの仕事に7年間従事した後、1996年帰国。IDEO東京オフィスを立ち上げ支社長として日本のデザインコンサルタントのベースをつくる。2003年独立し、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。現在は、国内外の世界で70社以上のメジャーブランドのデザインや、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具・インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。
デザイナーの個性を主張するのではなく、生活者の視点にたって人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評がある。「行為に相即するデザイン」「意識の中心」「ふつう」「輪郭」「典型」「アンビエンス」「創発」「美しい考え方」など、自らのデザイン哲学をこれらの言葉で表わすとともにデザインの具体を通してその実践を続ける。デザインのみならず、デザインを通して対象の本質にせまる力、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。世界で最も影響力のあるデザイナーの一人である。
2012年より日本民藝館館長。多摩美術大学統合デザイン学科教授。21_21 Design Sightディレクター。良品計画デザインアドバイザリーボード。 マルニ木工アートディレクター。日本経済新聞社日経優秀製品・サービス賞審査委員。毎日デザイン賞選考委員。2006年Jasper Morrisonと共に「Super Normal」設立。2010 年~14年グッドデザイン賞審査委員長。 2017年よりLOEWE クラフトプライズ 審査委員。2018年イサム・ノグチ賞受賞。ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(英国王室芸術協会)の称号を持つ。
2023年、G7広島サミットでは、マルニ木工のHIROSHIMA Armchairが使われた。