川瀨真紀教授が、広島県の県立高等学校等の総合的な探究の時間等に携わる高校教員を対象にした、「令和5年度『高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト』に係る学校魅力化コーディネート力養成研修(全2回)」の研修会で、講師を務めました。
第2回・2024年1月26日開催


現在のカリキュラムについて把握する(講師:叡啓大学 川瀨真紀)
今年度の研修目的の1つ「実施した総合的な探究の時間のカリキュラム評価を行い、次年度の全体計画や指導計画、単元計画を改善することができる。」に取組んでいただきました。
各学校の今年度カリキュラム編成・実施をもとに、「教育・学習の検証サイクル」(Suskie, 2009; 2012)に沿い、カリキュラム評価と改善方法を演習しました。各学校策定の令和5年度総合的な探究の時間の全体計画及び年間指導計画を使い、目標とした資質・能力【知識及び技能】、【思考力,判断力,表現力等】、【学びに向かう力,人間性等】について生徒たちが身に付けているかを確認いただきました。また、探究の過程【課題の設定】、【情報の収集】、【整理・分析】、【まとめ・表現】について、指導観点からの取組について検討いただきました。



カリキュラム評価を行い、カリキュラムを更新する(講師:叡啓大学 川瀨真紀)
「プログラム② カリキュラム評価を行い、カリキュラムを更新する」では、カリキュラムについて見直しを進め、来年度に向けて具体的な改善案をまとめ、グループ内、8人の外部講師からのコメントをヒントに考えていただきました。
講師・メンター
- 岩本悠(一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム)
- 小林圭介(島根県立矢上高等学校 高校魅力化コーディネーター)
- 大野圭司(株式会社ジブンノオト)
- 西堀正英 (広島大学大学院統合生命科学研究科)
- 笠井礼志 (一般社団法人まなびのみなと)
- 前田奈津枝(広島県立加計高等学校芸北分校 高校魅力化コーディネーター)
- 貴船桃佳(ウォンテッドリー株式会社)
- 山田芳雅(合同会社ひとむすび)








第1回・2023年6月29日開催


学習評価場面での連携先の関わり方について考える(講師:叡啓大学 川瀨真紀)

2023年6月29日(木)に開催された研修の午後のパートで、川瀨教授が、さまざまな連携(パートナーシップ)や学習評価場面での連携先の関わり方をテーマにワークショップ型講義を実施しました。
「外部の教育資源を活用する際に、連携を経て教育的なパートナーシップを築くにはどうすればよいか」を考える手法として、アセット・マッピングというワークを行いました。



続いて「外部との関わりしろを探る」をテーマに、合同会社ひとむすびの山田芳雅様の進行で、企業・団体および本学教員の計6グループと高校の先生方が交流するミートアップが実施されました。
企業・団体や大学教員側が何を思っているか、学習の評価方法や外部との連携方法について、どのグループも非常に活発に意見交換をしていました。
企業・団体の講演テーマ:学校の探究学習と企業の連携について
- 一般社団法人まなびのみなと 取釜宏行(勝瀬祐介・芳形和紀)「全国2万人が参加する学びの祭典・高校生マイプロジェクトアワード〜全国出場プロジェクトの発表と評価を体験する〜」
- 株式会社ジブンノオト 大野圭司「個別最適な学び実証事業〜2極分化の先へ〜」
- ラックス建設株式会社 山田哲矢「地域ぐるみの小学生起業模擬体験」
本学教員の講演テーマ:大学生の学修プロセスにおける外部との連携・学修評価について






令和5年度「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」に係る学校魅力化コーディネート力養成研修
- 研修の目的
社会に開かれた教育課程の実現に向け、学校内外の人的・物的資源等を活用して、より効果的に学校の魅力を高めるためのカリキュラム・マネジメントを充実させることができる教員の資質・能力の育成を図る。 - 参加者
広島県内の県立高等学校の総合的な探究の時間等に携わる教員 - 開催機関
主催:広島県教育委員会、共催:Peace & Science Innovation Ecosystem (PSI) ※広島大学が主幹機関、叡啓大学等が共同機関となっているプラットフォーム
第2回研修会・概要
- 午前の部:「プログラム評価① 現在のカリキュラムについて把握する」講師:叡啓大学 川瀨真紀
- 午後の部:
「プログラム評価② カリキュラム評価を行い、カリキュラムを更新する」講師:叡啓大学 川瀨真紀
「講評・講和 3年間の振り返りと次年度に向けて担当者に期待すること」講師:一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム 岩本悠
- 午前の部:「探究的な学びにおける学習評価について」講師:広島県教育委員会事務局
- 午後の部:
「学習評価場面での連携先の関わり方について考える」講師:叡啓大学 川瀨真紀
「外部との関わりしろを探る」講師:合同会社ひとむすび 山田芳雅
本学では、課題解決演習(PBL)や体験・実践プログラム(日本国内外でのインターンシップ・ボランティアなど)」のリソースを元に、高等学校等と連携して「総合的な探究の時間」の支援などを実施しています。
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