広島県公立大学法人 叡啓大学

2025.12.23

【開催報告】12月18日(木)Active Book Dialogue(ABD)in Project Workspace  

2025年12月18日(木)、「Active Book Dialogue(ABD)in Project Workspace」を叡啓大学1階のプロジェクトワークスペース(PWS)で開催しました。先端テクノロジーの知見を共有し、広島をはじめとする地域企業の事業開発やイノベーション創出の土壌を育むことを目的とした読書対話型ワークショップの様子をお届けします。 

ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)とは 

ABDは、1冊の本を参加者で分担して読み、要約・共有・対話を行うことで、 
著者のメッセージを短時間で深く理解する読書手法です。 

一人では読み切るのが難しい専門的な内容でも、 
それぞれの視点や関心が持ち寄られることで、理解が立体的に広がっていくような、 
「受け身で読む」のではなく、「考えながら読み、他者との対話を通じて意味づけを行う」 点が、ABDの大きな特徴です。 

今回の題材は、MITテクノロジーレビュー 日本語版 eムック vol.76 『AI時代の創造性 人間と機械が紡ぐ新しい表現 』。 
AIの進展によって変化する「創造性」や「人間の役割」に着目し、今後の事業や社会への影響について対話を深めました。 

ワークの流れ

参加者は、事前知識なしの状態で本に向き合います。 

  • まずは3分間で「気になるページ」を直感的に選択 
  • 約30分間で要約を作成 
  • 2分間ずつのリレープレゼンで内容を共有 
  • その後、全体で対話しながら気づきを深掘り 

同じ本を読んでいても、注目するポイントや引っかかる言葉は人それぞれです。 
発表と対話を重ねる中で、理解が更新されていく様子が印象的でした。 

参加者の声(一部抜粋) 

・「終了後、参加者同士に一体感が生まれ、社内コミュニケーションの活性化にも有効だと感じました」 
・「短時間で手分けして読むという手法が新鮮で、効率的にインプットできました」 
・「対話のパートで多様な意見に触れることで、自身の考えが変化・更新される体験ができました」 
・「日常業務ではなかなか議論できないAIや先端技術について深く話せる、満足度の高い時間でした」 

 専門分野や立場の違いを超えた意見交換が生まれ、短時間ながらも密度の高い学びの時間となり、ABDの可能性を改めて感じる場となりました。 

今後の予定

次回のABDは、 2026年2月19日(木)18:30〜20:30 の開催を予定しています。 
・事前準備不要 
・初めての方も歓迎 
ご参加を希望される方は、以下のフォームよりお申込みください。 
申込フォーム:https://forms.office.com/r/0LZYtGPUVt 
  
叡啓大学では、産学官連携のさらなる推進を目的に、 今後もさまざまなイベントを開催していきます。 
イベント情報は、大学公式ウェブサイトのカレンダーや 実践教育プラットフォーム協議会を通じて随時ご案内いたします。 
ぜひお気軽にご参加ください。 
https://eikei.ac.jp/partnership-research/platform/event/