広島県公立大学法人 叡啓大学

教育

在学生の声

森岡 志織

MORIOKA Shiori 2022年度4月入学

島根県出身(島根県立隠岐島前高等学校)

世界をつなぐ学びの実践へ

私が叡啓大学を選んだ理由は、「大学の立地」と「授業のカリキュラム」です。

叡啓大学は、広島市の中心部に位置し、何か活動をしたいと思った際には、交通の便も良く気軽にアクセスできます。また、叡啓大学の授業の特徴として、アクティブラーニングや少人数制であることに加え、「修得」だけでなく「実践」を大切にしている点が挙げられます。「修得」した知識やスキルをどう社会に活かしていくか、大学生活の限られた期間で「実践」できることが決め手となり、入学しました。

私が印象に残っている授業は、”Communicative English”です。授業の一環としてアメリカ合衆国ハワイ州から来日した教授や大学院生と交流し、平和や原爆について一緒に考えました。今まで学校で勉強してきた私自身が思う「8月6日」と、他国の人が思う「平和」や「広島」への認識が異なることに衝撃を受けました。この経験から、現在起こっている事柄だけでなく、過去の出来事も含めて多面的に捉える必要があることを学びました。

世界一周のクルーズ船にボランティア通訳として参加

叡啓大学の「体験・実践プログラム」の一環で、世界一周のクルーズ船にボランティアの通訳士として乗船しました。3ヶ月かけて、約20か国を訪れました。船内では、各国や地域から講師が招かれ、歴史や文化などの社会問題を学ぶための講義も行われました。私は、通訳士として、単に言葉を訳すだけでなく、多様な社会、文化や歴史的背景など、どのような単語や言い回しが適切かを考慮しながら通訳を行いました。今振り返ってみると、叡啓大学で学んだリベラルアーツや平和学習、SDGsなどが自分自身の基盤となって、世界中の人々の懸け橋となることに貢献できたと思います。

今後は、まだまだ続く大学生活を存分に楽しみながら、未来を担う若者の一人として、どう世界に関わっていくか考えていきたいです。

(2024年1月)