コンピテンシーは、専門分野で得た知識やスキルを、さまざまな領域や場面で活用できる能力を意味しています。
叡啓大学の学生は、アクティブ・ラーニングを通して、卒業時までに5つのコンピテンシー(先見性、戦略性、グローバル・コラボレーション力、実行力、自己研鑽力)を獲得することを目指します。
各授業には5つのコンピテンシーの一部が割り振られています。
授業を担当する教員は、科目の専門知識に加えて、学生のコンピテンシーを評価します。
(コンピテンシー評価は授業評価の20-30%です。詳しくは「叡啓大学成績評価ガイドライン」を参照ください)
具体的には、たとえばディスカッションでの発言やファシリテーションの様子からグローバル・コラボレーション力を評価したり、グループワークへの取り組み方から実行力を評価したりという方法が考えられます。
コンピテンシー評価では、レポートやプレゼンテーションなど最終成果物の質のみならず、そのプロセスにも注目することになります。

先見性 | 幅広い教養を基盤とする複眼的・多角的な視野を養い、グローバルな視点から将来を見通し、概念的思考力などを用いて、社会の変化がもたらす本質的な課題を発見する力 |
戦略性 | ICTリテラシーを基盤に、探究心を持って新しい情報や知識の収集・調査・分析を行い、論理的思考力などを用いて、統合的な解決策を戦略的に立案する力 |
グローバル・ コラボレーション力 | 個人や社会の多様性を尊重し、外国語能力やコミュニケーション力を駆使して、異なる文化・価値観等を有する他者とも相互に信頼関係を構築し、協働する力 |
実行力 | リーダーシップを持って何事にも主体的・積極的にチャレンジし、困難に直面してもあきらめずに 最後までやり抜くことを通じて、物事を実行する力 |
自己研鑽力 | 高い志と倫理観を持ち、生涯にわたって学び続ける姿勢を通じて、自己を高める力 |