大学案内
卒業生


DDEMBE Francisさん
株式会社サタケ
課題解決の学びが生んだビジョン
私は幼少期から、日本製のコンピューターや機械に興味を持ち、特にICTを活用した社会課題の解決に関心がありました。将来はプログラミングを学び、ICTを活用してアフリカの経済や教育に貢献したいと考えていました。
2018年に日本へ留学し、宮城県の高校に通いながら、日本のテクノロジーに触れる機会を得ました。しかし、日本語の壁があり、専門的な内容を深く学ぶにはバイリンガルの環境が必要だと感じました。そこで、英語と日本語の両方で学ぶことができ、実践的な課題解決型の学びを重視しする叡啓大学に魅力を感じ、進学を決めました。
大学1年生のとき、広島市内のプラスチックごみの再利用に関するプロジェクトに参加しました。市民や企業と連携し、適切なごみの出し方やリサイクルの仕組みを学び、地域社会と協働することの重要さを実感しました。
その後、3年生から4年生にかけて、体験・実践プログラムを通じて、現場での学びの重要性を再認識しました。2ヶ月間ウガンダに滞在し、農家の実情を観察しながら、農業の機械化や収穫物のマーケティングの改善に向けた取り組みを模索しました。この経験を通じて、農業が単なる生産活動ではなく、経済や社会の発展に大きく関わる分野であることを実感しました。それまでICTを中心に考えていた私にとって、農業の持つ可能性に気づいたことは大きな転機でした。
この経験をさらに発展させる形で、卒業プロジェクトに取り組みました。このプロジェクトでは、ウガンダの農業の収益性向上と持続可能性について研究しました。現地の農家と直接対話し、機械化の遅れや市場へのアクセスの問題を特定しました。その結果、機械の共有化や収穫物の流通改善といった解決策を提案しました。こうした実践を通じて、状況を分析し長期的な視点で考える先見性、戦略性、実行力を身につけることができました。



私は卒業後、ウガンダを含むアフリカの農業の発展に貢献することを目標にしています。その第一歩として、日本の農業機械メーカーである株式会社サタケに就職し、技術本部で市場調査や技術開発に携わります。同社が持つ先進的な精米技術や農業機械の知見を活かし、ウガンダやアフリカの農業の機械化を推進したいと考えています。
叡啓大学での学びは、単なる知識の獲得にとどまらず、実際の社会課題に取り組み、解決策を考える力を養うものでした。特に、日本人学生と留学生が協力しながら学ぶ環境は、多様な視点を持つことの重要性を教えてくれ、グローバル・コラボレーション力を身に付けることがでました。
これからの学生や後輩には、「実践を通じて学ぶこと」の大切さを伝えたいと思います。大学の課題解決演習や体験・実践プログラムを活用し、ぜひ自分の目標を明確にしながら行動してほしいです。
また、教員やクラスメートとの対話を大切にすることで、新しい視点やアイデアが生まれます。私自身、日本人学生と留学生の異なる考え方に触れることで、課題解決の多様なアプローチを学びました。叡啓大学での経験を通じて、より広い視野を持ち、社会に貢献できる人材になっていくことを願っています。