広島県公立大学法人 叡啓大学

2025.04.23

2025年度春季ジャンプスタートワークショップ

入学式の翌日4月4日(金)から5日間にわたり、2025春入学者を対象にしたジャンプスタートワークショップ(JSW)を開催しました。JSWは、学生に4年間を有意義に過ごしてもらうことを目的に行われる導入研修で、各種オリエンテーションと入門科目の「ソーシャルシステムデザイン入門」「課題解決入門」の2つの集中講義で構成しています。

学長スピーチ、「偏愛マップ」ワークショップ

初日のオリエンテーションでは、有信睦弘学長によるスピーチ、教員紹介後に、瀬古素子准教授による「偏愛マップ」のワークショップがありました。

グループに分かれ、自分の好きなものをマップに書き伝え合ったのちに、グループメンバーについて他己紹介を行うことで、お互いを知り、多様性について理解を深めていく機会となりました。

有信睦弘学長によるスピーチ
有信睦弘学長によるスピーチ
教員紹介
教員紹介
自己紹介をする新入生たち
自己紹介をする新入生たち
瀬古素子准教授
瀬古素子准教授

ICT環境利用説明会

続いて、土本康生教授によるICT環境利用説明会がありました。

叡啓大学での学びの特長の1つに、基本ツール科目 デジタル・思考系があります。IoTやAIなどが注目されるなか、本学でも、ICTおよびデータサイエンス、ロジカルシンキング、デザイン思考、システム思考など、今後の社会で必要とされるスキルの修得を目指しています。
そのため、大学内には独自のネットワーク環境が整備されており、2021年度の開学時からBYOD (Bring Your Own Device)形式で、学生は個人専用の端末を持参して授業に出席します。

土本康生教授
土本康生教授
ICT環境利用説明会の様子
ICT環境利用説明会の様子

クラブ紹介、キャンパスツアー

在学生から新入生に向けて、クラブ紹介が行われました。ダンス部、バンドクラブ、バレーボール同好会、サステナ部など、多くのクラブから勧誘が行われました。

クラブ紹介の後は、新入生に大学内を案内し紹介するキャンパスツアーが行われました。
叡啓トップやEUH Cafeteria、キャリアデザインオフィスに図書館など、学生が積極的に活用できるスペースについて、在学生から紹介がありました。

在学生からのクラブ紹介
在学生からのクラブ紹介
在学生からのクラブ紹介
キャンパスツアーの様子
キャンパスツアーの様子

ソーシャルシステムデザイン入門

叡啓大学の学部名でもある「ソーシャルシステムデザイン」について学ぶ、「ソーシャルシステムデザイン入門」の授業がありました。

本科目は、保井俊之教授による授業で、JSWの期間で計7回の授業を実施しました。
「ソーシャルシステムデザイン(SSD)」の基礎概念を理解することを目的とし、学修後には「SSDについて自分の言葉で説明できること」、「SSDを支える学問体系(ディシプリン)の基礎を理解・説明できること」、「SSDを学ぶ理由について自身の夢・将来やりたいことをSDGsに関連づけて説明できること」を目標に、新入生はグループワークを行いました。

ソーシャルシステムデザイン入門 実施スケジュール

主題学問体系(ディシプリン)修得する技法
第1回SSDの全体俯瞰とアイスブレークソーシャルシステムデザインアイスブレーク、ワークショップ、ストーリーテリング、即興
第2回システムとはシステム思考可視化、マイン
第3回デザインとはデザイン思考ブレインストーミング/ライティング、親和図、二軸図
第4回ソーシャルとは社会システム、社会イノベーション、フィールドワークエスノグラフィ、プロトタイピング
第5回何のために学ぶのか、「問い」を立てるSDGs、ロジカル・シンキング、クリティカルシンキング、価値工学MECE、バリューグラフ
第6回創造的発想と心の変容対話理論対話、ワールドカフェ
第7回ホールシステムアプローチ組織開発及び組織変革(チェンジマネジメント)アプリシエイティブ・インクワイアリー
保井俊之教授
保井俊之教授
アイスブレークの様子
アイスブレークの様子
チーム名発表の様子
チーム名発表の様子
グループワークの様子
グループワークの様子

課題解決入門

松浦康之講師による「課題解決入門」の授業がありました。

新入生は、叡啓大学の特長的な実践科目である「課題解決演習(PBL)」の基礎となる「課題解決入門」を学び、ベースとなる知識やスキル、手法を修得しました。
本科目では、学生がグループでの対話を通じて、自らの社会課題意識を明確にしました。また、この課題意識に基づき、解決策をまとめてプレゼンテーションを行いました。こうしたプロセスを通じて当事者意識を醸成するとともに、これからの大学生活で取り組むべきテーマの方向性について検討しました。

2・3年次には、企業などから提供された課題の原因を探究し、解決策の提案までを行う演習に複数回取り組むことになります。

課題解決入門 実施スケジュール

主題講義内容
第1回イントロダクションとチームビルディング自己紹介(アイスブレーク)、課題・企画の話し合い
第2回プレゼンテーションプレゼンテーションの準備、実施、振り返り
第3回グループ対話身近な社会課題身近な社会課題の共有、原因と解決方法について検討
第4回グループ演習①
チェンジメーカーからの学び
チェンジメーカーの活動に触れる
第5回グループ演習②
企画の改善
社会課題の解決策の発表、ブラッシュアップ
第6回グループ演習③
プレゼンテーション準備
発表用ポスター作成、リハーサル
第7回最終プレゼンテーションと全体まとめ最終プレゼンテーションの実施、振り返り
松浦康之講師
松浦康之講師
グループワークの様子
グループワークの様子
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子

新入生はジャンプスタートワークショップを通じて、4月14日からの春クォーター授業の準備を整えました。