大学案内
卒業生


河合美南さん
袋井市役所
新しい自分と出会えた
入学前、私は漠然と「海外で働きたい」という夢を抱いていました。特に、海外協力隊に興味がありましたが、具体的に調べることはせず、ただ憧れを持っているだけの状態でした。また、小学生の頃から英語を話せるようになりたいという気持ちがあり、大学生活を通して「英語がペラペラになりたい」と考えていました。
高校時代に旅行で訪れたことをきっかけに広島を好きになり、広島の大学への進学を考えるようになりました。当初は別の大学の国際系学部を志望していましたが、担任の先生が叡啓大学を紹介してくださり、「1期生」「4人に1人が留学生」という点に惹かれ、第一志望へと変わりました。
叡啓大学での学びは、SDGsを基盤としたリベラルアーツ科目で幅広い分野を学んだことで、自分の興味ややりたいことが明確になりました。入学前は「海外で働きたい」と考えていましたが、地域活性論や課題解決演習(PBL)の授業を通じて先見性や戦略性を身につけたことから、身近な地域をより良くする仕事、社会の役に立つ仕事をしたいと考えるようになりました。
特に影響を受けた授業は、体験・実践プログラムで行った海外ボランティアです。私はカナダで3ヶ月間、語学学校に通いながら現地の幼稚園でボランティアを経験しました。入学当初から自分と周りとの英語力の差に悩み、英語でのディスカッションにも積極的に参加できませんでした。しかし、この3ヶ月を通して英語を話すことへの抵抗がなくなり、失敗を恐れずに挑戦することの大切さを学びました。相手に伝えたいという気持ちが何よりも重要であると実感しました。


卒業後は、地元である静岡県内の市職員として働きます。行政に関わる仕事を通じて、市民や地域に寄り添いながら、「地域のため」「社会のため」という気持ちを忘れずに一つ一つの仕事を精一杯頑張っていきたいです。また、在日外国人が多い地域であるため、大学の4年間やカナダでの生活経験で培ったグローバル・コラボレーション力を生かし、支援を行いたいと考えています。
後輩の皆さんに伝えたいことは、英語への苦手意識にとらわれず、学ぶ姿勢を大切にしてほしいということです。私自身、入学当初は英語ができないことを恥ずかしく思っていましたが、重要なのは「上手に話すこと」ではなく「意欲を持って学ぶこと」だと気づきました。叡啓大学の授業を受ける際には、挑戦し続ける自己研鑽力を持ち、積極的に学びの機会を活用してください。