
鄭 雅方 (テイ ガホウ)
講師
博士(商学)早稲田大学
研究室:511号室
E-mail:avonc@eikei.ac.jp
オフィスアワー:電子メールかTeamsでご連絡ください。
研究内容:https://researchmap.jp/avoncheng
プロフィール
台湾出身。台北市立大学音楽学部を卒業。台湾と中国での勤務を経て、日本へ留学。2016年に早稲田大学大学院商学研究科の修士課程を修了し、同大学院の博士後期課程に進学。在学中に中国進出コンサルティング会社やスタートアップでアクションリサーチを行い、中国のIT・スタートアップに関するメディアの立ち上げにも携わる。現在は中国のスタートアップを中心に研究。
担当分野
経営学
担当講義
経営学概論/Introduction to Business Administration
経営戦略・組織論/Management Strategy and Organization Theory
メッセージ
経営学は金儲けのための学問でしょうか?それだけではありません。経営学とは、ビジネスを通じて様々な社会的な課題を解決するための学問です。経営学を学ぶことで、顧客やステークホルダーに価値を提供し、社会全体の幸福を促進することができます。未来のチェンジメーカーとして、経営学の視点から考え、学んだことを身近な環境に応用していくことが重要です。皆さんと経営学の世界を探索することを楽しみにしています。一緒にこのエキサイティングな旅に出ましょう!
研究に関する自己PR
プラットフォーム・エコシステム企業が、どのように戦略的にプラットフォーム間のネットワーク効果を設計・活用し、成長を遂げたのかについて、中国のIT企業を対象に事例研究を行っています。
研究テーマ
- プラットフォーム間におけるネットワーク効果
- 急成長する企業のビジネスモデル
研究の特徴・内容
これまで起業研究を中心に取り組んでいました。修士課程は起業家個人の認知、行動に注目し、起業家がどのように事業機会を認識しているのかについて調査しました。これまでの先行研究は、社会や市場の変化、技術の進歩といった外因性の影響を無視し、起業家の事業機会の認識について分析していることが多かったです。そこで、より広い文脈で起業家精神を理解する必要性を見出し、事業創造するには不可欠なビジネスモデル、および起業家を取り巻く外部環境を考慮するようになりました。そのため、博士課程ではビジネスモデルとプラットフォーム・エコシステムの文脈で、急成長の中国スタートアップ企業を対象に事例研究を行い、書籍と論文を執筆しました。
論文リスト
- 井上達彦・鄭雅方・坂井貴之・楊稼怡(2022)「抖音と快手,中国2大ショートムービーアプリのビジネスモデル比較分析―創造の活動システムと獲得の収益モデル―」『マーケティングジャーナル』第41巻第4号, 29-41.
- 鄭雅方・井上達彦(2020)「重層的なインタラクションによるプラットフォームの拡張」『早稲田商学』第458号, 1-20.
- 鄭雅方(2017)「事業機会の認識に関する研究:論点と課題」『商学研究科紀要』第85号, 23-40.
- 鄭雅方(2016)「連続起業家の事業機会の認識−創造的認知の応用−」『商学研究科紀要』第83号, 41-60.
著書
- 井上達彦・鄭雅方(2021)『世界最速ビジネスモデル 中国スタートアップ図鑑』日経BP
キーワード
競争戦略、ビジネスモデル、プラットフォーム、エコシステム、ネットワーク効果、中国スタートアップ
関連項目
関連するSDGs項目
