大学案内
卒業生
TRAN Minh Sangさん
2026年3月卒業
2026年3月更新
国境を越えて活躍しベトナム・日本・欧米の架け橋となる
分野を越えた学びの先に
叡啓大学に入学する前の私は、イーロン・マスクのようにさまざまな産業を率いるCEOに憧れ、「いつかベトナムや日本の社会に変化をもたらす存在になりたい」という、まだぼんやりとした夢を抱いていました。経済、環境、ICT、データサイエンス、英語——学びたい分野があまりにも多く、語学学校の先生にも少し驚かれるほどでした。こうした希望は一般的な大学ではなかなか実現できません。そんなときに出会ったのが叡啓大学です。私が求めていた学びがすべて揃い、自分の理想の進路にぴったり合う独自のカリキュラムがあると知り、迷わず入学を決めました。

リベラルアーツが築いてくれた「考える土台」
1・2年次に履修した経済・環境学・歴史・科学技術倫理といったリベラルアーツ科目は、私にとって学問の土台となりました。それまで社会の仕組みや出来事を表面的にしか捉えていなかった私に、物事を深く理解するための羅針盤を与えてくれたのです。
後半の2年間では、文化人類学の授業が特に印象に残っています。暴力・宗教・文化的慣習といった、普段あまり注目されないテーマの背景や本質を分析する中で、多面的にものごとを捉える姿勢が大きく養われました。以前の私は「正しい答えは一つ」と思いがちでしたが、多様な哲学や考え方に触れるうちに、「正しい・間違っている」という軸だけで判断することが少なくなりました。物事を多角的に見通し、まだ顕在化していない課題の本質を見極めようとする先見性が、少しずつ身についてきたと感じています。
英語を「話せない自分」から、「英語で学ぶ自分」へ
小学生の頃の私にとって、英語は「どうやってやるの?」「無理でしょ!!」と手も足も出ないものでした。叡啓大学に入学するまで、英語を日常的に話す機会はほとんどありませんでした。しかし、6か月間のIntensive English Program(英語集中プログラム)で基礎から鍛え直し、そこから4年間、毎日英語で学び、英語で話すことを自分自身に課し続けました。
表現はまだシンプルかもしれませんが、今では授業で十分に通用するレベルの英語を、自信を持って使えるようになっています。現状に甘んじることなく、日々の積み重ねで自分を成長させ続けることの大切さを、身をもって学びました。この経験は、まさに自己研鑽力の賜物です。

課題解決演習(PBL)と協働が教えてくれたこと
課題解決演習(PBL)では、問題解決のプロセスやステークホルダーとの協働について深く理解することができました。さらに、ファシリテーションの授業やスチューデント・アシスタント(SA)としての経験は、多様な背景を持つ仲間と共にグループワークを進め、誰もが参加しやすい場をつくるためのリーダーシップを学ぶ絶好の機会となりました。
さまざまな価値観を持つ学生と対話を重ねる中で身についたのは、グローバル・コラボレーション力です。言語や文化の違いを越えて互いを尊重し合い、共に課題に向き合う経験を通じて、「一つの答え」に固執するのではなく、多様な視点を統合して前に進む姿勢が自然と養われていきました。
社会に変化をもたらす存在をめざして
卒業後は、自分がこれまで向き合ってきた社会課題に対して、叡啓大学で培った多角的な視点を生かしながら、その解決に取り組んでいきたいと考えています。国際的な企業で技術革新を推進しながら、ベトナム・日本・欧米の架け橋になること。そして、日本が直面する農業自給の低下や食品価格の高騰、少子高齢化といった課題に対し、私が取り組んでいるベランダ水耕栽培のプロジェクトを通じて、都市に暮らす人たちに新しい視点や選択肢を届けていきたいと考えています。かつて漠然としていた夢は、叡啓大学での学びを経て、具体的な行動へと変わりつつあります。
4年間の学びで視野が広がり、自分の考えを自分の言葉でつくれるようになったこと——
それが、私がこの大学で得た大きな財産です。ここで培った多角的な視点と対話を通じて信頼を築く姿勢を携えて、これからグローバルな舞台で社会に貢献していきたいと思っています。

受験生・後輩へのメッセージ
英語を話すことに自信がない人にこそ、叡啓大学のIntensive English Program(英語集中プログラム)を体験してほしいと思います。入学して最初の1年を英語の勉強と実践に全力で使えば、必ず大きな成長を実感できますし、その後の大学生活がぐんと楽しくなるはずです。叡啓大学では、日本人学生にも64単位分の英語科目が求められているうえ、世界中から来た学生が多く在籍しているので、英語で学び、英語で交流する環境が自然と整っています。
そしてもう一つ伝えたいのは、叡啓大学には本当に多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっているということです。4年間の学びを通じて、さまざまな視点やものの考え方が身につき、自分の視野が大きく広がっていきます。日本の文化は穏やかで控えめですが、世界では議論や競争が当たり前という場面も多くあります。その違いを理解し、受け入れ、適応していくことが、叡啓大学で「グローバルな学生」へと成長するための大切な一歩になると、私は思います。
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