大学案内
卒業生
木村彩乃さん
2026年3月卒業
2026年3月更新
大切にしたい価値観を認め合い、互いを尊重して成長できる環境
社会課題に真正面から向き合える雰囲気が叡啓大学の魅力
静岡県内の大学で教育心理学を学んでいましたが、2年生の春に中退して叡啓大学へ再入学しました。入学前の私は、「動物が幸せに暮らせる社会をつくりたい」という強い思いを抱いていたものの、そのためにどんな進路を選べばよいのかは明確ではありませんでした。静岡の大学で学んでいた頃は、動物福祉やビーガンに関心があると話すと少し浮いてしまう雰囲気があり、本当に大切にしたい価値観を表に出しづらい状況でした。
転機となったのは、ペットショップで“値下げ”された子犬を目にしたことです。命が価格で扱われる現実に強い衝撃を受け、その背景を調べるうちに、生体販売や家畜の屠殺の実態を知り、動物の権利について深く考えるようになりました。そして、自分自身もビーガンという選択をし、動物福祉の実現に向けて何ができるかを模索し始めました。
そうした中で叡啓大学を知り、ウェブサイトを見た瞬間、「ここには自分の関心を大切にし、同じように社会課題に向き合う仲間がいるかもしれない」と直感しました。「課題発見・課題解決」を軸としたカリキュラムを通じて、社会にある複雑なテーマに対して主体的にアプローチできると感じたこと、「動物福祉」という自分のテーマを深めつつ、社会に働きかける力を身につけられる場所だと確信したことで、再入学を決めました。


仲間との対話や議論を通して、ありのままの自分を表現できた
叡啓大学で最も影響を受けたのは、入学後の「ジャンプスタートワークショップ(JSW)」と「課題解決演習(PBL)」です。
ジャンプスタートワークショップとは、導入研修で、各種オリエンテーションと入門科目の「ソーシャルシステムデザイン入門」「課題解決入門」の2つの集中講義授業で構成されています。
入学直後に5分間プレゼンを行い、私は勇気を出してビーガンの話をしました。以前の環境では敬遠されがちなテーマでしたが、叡啓大学では「私も経験があるよ」と共感が返ってきたり、質問が次々と飛んできたりして、「ここは自分を出していい場所なんだ」と実感できました。
課題解決演習(PBL)では、企業、行政、NPO、国際機関からのテーマに対してチームで議論し、課題を分析し、実行可能な提案をまとめます。ロジックだけでなく“使う人の視点”を徹底的に考える姿勢が、自分の卒業プロジェクトの進め方に直結しました。ここで身につけた「対話しながら価値を形にする力」は、今の私の軸になっています。
大学での学びを通して、私の志は大きく変化し、より具体的なビジョンへと発展しました。入学前は「動物のために何かしたい」という気持ちに留まっていましたが、課題解決演習(PBL)や多様な学生との議論を重ねる中で、相手の立場を理解しながら提案を組み立てるグローバル・コラボレーション力の重要性を実感しました。動物福祉を社会に根づかせるには、自分の価値観だけではなく、関係者の視点や実現可能性を踏まえたアプローチが必要だと学びました。
「動物の権利を守るために、自分は何を社会に提供できるのか」を主体的に考えられるようになったことが、大学で得た最も大きな成長です。


動物福祉を啓発し、子どもたちの価値観の選択肢を増やしたい
大学生活で経験した海外視察やNPOでの実践を通して、動物福祉に関する課題は国や文化によって大きく異なることを体感しました。社会に「動物の権利」や「ビーガンという選択肢があること」を広めるために、卒業後は動物との共生を伝える啓発活動に携わりたいと考えています。 私の最終目標は、「後世に選択肢を残す教育者になること」です。動物福祉について“知る・考える”機会を子どもたちに届けるため、全国の小中学校を巡る啓発活動を継続したいと考えています。そのためにも、まずは自分自身の活動を通して社会的な実績を積み重ね、現場で得た具体的な方法論を教材化し、次世代に“選べる価値観”と行動の選択肢を手渡していきたいと思っています。


受験生・後輩へのメッセージ
叡啓大学は、「まだやりたいことが決まっていない人」にも、「強い志がある人」にも、どちらにもフィットする大学です。大切なのは、完璧な答えを持って入学することではなく、小さくても“行動してみる勇気”を持つことだと感じています。
課題解決演習(PBL)や体験・実践プログラムでは、必ず壁にぶつかります。そのときに周囲に相談できる仲間がいることが、叡啓大学の最大の強みです。違う意見をぶつけ合いながら、お互いを尊重して成長していける環境を存分に活用してほしいです。
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