2025年12月3日(水)、「法的思考」(長岡さくら准教授)の授業の一環として、外務省「外交講座」が開催されました。

「国際情勢認識と日本外交の展望」をテーマに、外務省総合外交政策局政策企画室 課長補佐の中林祐一様から、外交実務と国際情勢についてのご講演をいただきました。
この日の講義では、日本の外交が抱えるさまざまな課題を取り上げました。
インバウンド対応、移民問題、エネルギーの輸入依存、近隣国との関係、国連の役割など、ニュースでよく目にするテーマをわかりやすく解説。

グループワーク、発表など、学生の主体的な学びの時間となりました。
中林様のお話は、受講学生達にも大変興味深く、公務員としての働き方ややりがいについても触れられ、学生たちは熱心に耳を傾けていました。


受講した学生からは、次のような感想が届きました。
「今回の講座では、現職の方のお話を直接聞くことで、ニュースで見ていた社会問題が自分にとってぐっと身近なものとして感じられた。また、グループワークや講評、講座を通して、自分の知識不足や視点の偏りにも気づき、新しい考え方を得ることができた。これからは、世論やメディアを受け取るときの視点も変わり、内政や外政の動きにもより積極的に目を向けていきたいと思う。多くの気づきが得られた貴重な機会だった。」
「外交官の人のお話を初めて聞いて、日本だけでなく、世界的な情勢や問題についてたくさん聞くことができたので、自分もニュースを見たり調べたりして、気になる分野から世界に目を向けていこうと思った。」
「最近、母親の影響で日本の政治や外交に関心を持ち始めていたので、私自身、今日のご講演をとても楽しみにしていました。外交と聞くと“国と国の難しい交渉”というイメージが強くありましたが、実際には日常生活や私たち大学生の将来にも関係する仕事が、外務省の活動の中にあることを知り、外交が一気に身近に感じられました。今まで遠い世界の話だと思っていましたが、私たちのような若い世代が知ることで、日本の未来にも関わっていける分野なのだと気づき、もっと学んでみたいと思いました。貴重なお話をありがとうございました。」
「実際に外交官の方からお話を聞く機会は珍しいため、今回直接お話を伺えたことは貴重な経験だと感じました。中林さんは物腰が柔らかく、とても気さくな方で、外交や、国連に関する知識が浅い私たちにわかりやすくかつ親しみやすくお話してくださりました。そのため外交に関して全てを理解できたわけではないけれども、外交に関して関心が深まりました。これから、ニュースなどを見て、外国と日本の関係がどうなっているのかを積極的に知ろうと思いました。」
「今回外交官として実際に活躍されている方のお話を聞いて、私たちの生活はその方たちの努力によって守られている部分があると理解できました。”外交”というとあまり生活に馴染みがなく、繋がりがないような気がしていましたが実際に移民問題やスパイ、日中問題など具体例を挙げると外交という言葉の幅が広く、思っている以上に自分の身近にあるものでした。」
